運動すると頭も良くなるということは昔から言われていまして、実際に昔から数多くの実験で検証されています。
しかし、筋肉に大きな負荷をかけるレジスタンストレーニング(筋トレなど)と、 有酸素運動(ランニング・サイクリング・HIITなど)では、だいぶ効果が違うので、それぞれ別の記事で扱っていきます。
今回は、筋トレなどのレジスタンストレーニングの効果について紹介していきます。
有酸素運動の効果についてはこちら↓
筋トレの効果
2019年のメタ分析では、筋トレは認知能力(総合)の向上(d=0.71、p<0.001)、簡易認知テストの成績が向上(d=1.28、p=0.004)、 実行機能の向上(d=0.39、p=0.029)などの効果があるが、ワーキングメモリには効果がなかったと報告している。1
また、2017年のメタ分析によると、筋トレは健康な人の不安感の大幅な減少(d=0.51、p<0.001)、鬱・病気の人の不安感も減少(d=0.19、p<0.04)させる。2
結論:オススメ
まとめると、レジスタンストレーニングは認知機能と実行機能を上げ、不安感を減少させます。
筋トレは勉強や仕事のパフォーマンスを上げるのにとても効果的ということですね。
というわけで、筋トレはすごくオススメです。
もしあまり筋トレをしたことがないなら、まずはスクワットから始めてみてみましょう。
- Landrigan, Jon-Frederick et al. “Lifting cognition: a meta-analysis of effects of resistance exercise on cognition.” Psychological research vol. 84,5 (2020): 1167-1183. https://doi.org/10.1007/s00426-019-01145-x↩
- Gordon, B.R., McDowell, C.P., Lyons, M. et al. The Effects of Resistance Exercise Training on Anxiety: A Meta-Analysis and Meta-Regression Analysis of Randomized Controlled Trials. Sports Med 47, 2521–2532 (2017). https://doi.org/10.1007/s40279-017-0769-0↩