オメガ3。
魚やナッツなどに多く含まれる、必須脂肪酸ですね。現代人の食生活だと不足しがちなので、よくサプリで売られてますね。
基本的には、アルツハイマー病や、認知症のリスクを下げるとされています。
今回はオメガ3の効果について紹介していきます
オメガ3の効果
2015年のメタ分析によると、オメガ3が欠乏している人がオメガ3を摂取した場合は短期記憶が上がった(d=0.26、p=0.003) が、それ以外の人には効果がなかった。1
2014年のメタ分析では、オメガ3で大うつが改善(d=0.56、p=0.002)し、それ以外のうつも改善した(d=0.22、p=0.03)と報告されている。2
副作用について
基本的に副作用はありません。ただし、少数ですが軽度の消化不良・下痢などを報告する人もいます。
結論:欠乏しないように魚とナッツを食べる
まとめると、うつに対してある程度の効果があり、欠乏すると短期記憶力が下がります。
たくさん食べても頭はよくならないようです。
しかし、意識して取らないと欠乏しがちなので、週に数回ほど魚やナッツを食べるようにしましょう。
魚を食べると頭がよくなるのは、あながち間違いじゃなかったんですね。
また、オメガ3は鮮度が命です。
市販ののサプリは酸化していたり質が悪かったりするので、できれば食べ物から摂取する方がいいかと。
加熱しても酸化するので、できれば刺身や生のナッツがいいでしょう。
ちなみにですが、私は生のくるみを毎日食べるようにしています。くるみはナッツの中でもダントツでオメガ3が多いのでオススメです。
1日に片手に乗るくらいの量を食べれば十分でしょう。
- Cooper, Ruth E et al. “Omega-3 polyunsaturated fatty acid supplementation and cognition: A systematic review and meta-analysis.” Journal of psychopharmacology (Oxford, England) vol. 29,7 (2015): 753-63. https://doi.org/10.1177/0269881115587958↩
- Grosso, Giuseppe et al. “Role of omega-3 fatty acids in the treatment of depressive disorders: a comprehensive meta-analysis of randomized clinical trials.” PloS one vol. 9,5 e96905. 7 May. 2014, https://doi.org/10.1371/journal.pone.0096905↩