作業中に音楽を聴くとパフォーマンスは上がるのでしょうか？

「音楽を聴くと気分が上がって集中できる」

「音楽は気が散るから聴かない」

どちらの意見もよく聞きます。

今回は音楽の効果について紹介していきます。

音楽の効果

2019年のメタ分析によると、音楽には生理学的なストレス（心拍数・血圧・ホルモン）を軽減（d=0.38、p<0.001）し、精神的なストレスを軽減（d=0.545、p<0.001）効果があります。¹ 2004年のメタ分析でも、ストレスによる興奮を大きく軽減（d=0.67）すると報告されている。²

また、2013年のメタ分析では、音楽は睡眠の質を大きく上げる（d=-0.63、p<0.001）効果があると報告されている。³

一方で2018年のメタ分析によると、作業中の雑音、話し声、音楽は認知機能（読解力）を低下させる（d=0.21、p<0.01）ことがわかっており、 なかでも歌詞付きの音楽が最も認知機能を低下させる。⁴

ちなみに2016年のメタ分析によると音楽を聴かせて育った子供は認知機能が向上（d=0.35、p<0.001）し、記憶力も向上（d=0.34、p<0.001）する。⁵

結論：スキマ時間に楽しもう

子供の場合は、音楽で頭が良くなるのは証明されているので聞かせましょう。

大人も子供も勉強中や仕事中に音楽を聴くと効率が下がるのでやめましょう。

そのかわり、音楽はストレスを解消してくれるので作業の合間に楽しむとパフォーマンスが上がります。

また、音楽セラピーは睡眠の質を改善してくれるので、寝る前に聴くのもいいかもしれません。

睡眠は知的パフォーマンスを大きく上げてくれるので、オススメです。

正しく使えば、作業効率を上げることができるのでうまく活用してみてください。