光。
生物は体内時計など光に頼ったシステムを持っていて、光はメンタルや睡眠などに影響を与えます。
別の記事でも紹介しましたが睡眠の質が悪くなると認知機能が低下したりメンタルが悪化したりするので睡眠の質をあげるのはとても重要ですね。
今回はそんな光の影響について解説します。
光の効果
2015年のメタ分析によると、光セラピー(朝に強い光を浴びせて、夜は光を制限する)は 睡眠障害に効果があり(一般的な睡眠障害:g=0.39、体内時計由来の睡眠障害:g=0.41、認知症由来の睡眠障害:g=0.30)、 不眠症にも効果がある(g=0.47)ことがわかっています。
また、2018年の別のメタ分析では、光セラピー(LEDなどの光を浴びる)は老年のうつに効果的(d=0.42)だと報告されています。2
結論:メンタルと睡眠に影響する
光はメンタルと睡眠に影響を及ぼします。
正しい時間に光を浴びることで睡眠の質を上げることができます。
午前中にしっかりと日光を浴び、夜は明るさを抑えると良いでしょう。
- Chang, C.-H., Liu, C.-Y., Chen, S.-J., & Tsai, H.-C. (2018, November 14). Efficacy of light therapy on nonseasonal depression among elderly adul: NDT. Neuropsychiatric Disease and Treatment. Retrieved December 5, 2021, from https://www.dovepress.com/efficacy-of-light-therapy-on-nonseasonal-depression-among-elderly-adul-peer-reviewed-fulltext-article-NDT. ↩