セルフコンパッション(自己受容)とは、自分の欠点などを受け入れて思いやりをもって接することです。
今回は、セルフコンパッションの効果について解説していきます。
セルフコンパッションの効果
2019年のメタ分析によるとセルフコンパッションセラピーは
セルフコンパッションをあげ 元データ
g=0.52
CI=[0.32, 0.71]
換算後
d=0.52
p<0.0001、
不安を減らし元データ
g=0.46
CI=[0.25, 0.66]
換算後
d=0.46
p<0.0001、
うつの症状を軽減する元データ
g=0.40
CI=[0.23, 0.57]
換算後
d=0.40
p<0.0001などの効果があります。1
また、2021年のメタ分析によると、
セルフコンパッションが高い人は睡眠障害が少なく元データ
r=-0.32
CI=[-0.36, -0.28]
換算後
d=-0.68
p<0.0001、
自分に冷たく接する人元データ
r=0.36
CI=[0.18, 0.52]
換算後
d=0.77
p<0.001
はポジティブなセルフコンパッションで接する人元データ
r=-0.15
CI=[-0.24, -0.05]
換算後
d=-0.30
p<0.01より睡眠の質が低い。2
結論
セルフコンパッションを鍛えるとメンタル面が良くなり、睡眠の状態も良くなるようですね。
セルフコンパッションは鍛えられるものなのでトレーニングしてみるのがいいのではないでしょうか。
- Wilson, A. C., Mackintosh, K., Power, K., & Chan, S. W. Y. (2019). Effectiveness of self-compassion related therapies: A systematic review and meta-analysis. Mindfulness, 10(6), 979–995. https://doi.org/10.1007/s12671-018-1037-6↩
- Brown, Lydia & Houston, Emma & Amonoo, Hermioni & Bryant, Christina. (2021). Is Self-compassion Associated with Sleep Quality? A Meta-analysis. Mindfulness. 12. 1-10. https://doi.org/10.1007/s12671-020-01498-0. ↩